本日発売の、Nikon Z用 望遠ズームである。
発売延期などもあったが、予約していた為、無事に発売日に到着した。
Fマウントの70-200mm f/2.8E FLとの比較は twitterにも載せたのでこちらでは端折っていく。
大まかにいえば サイズ感はほぼ変わらず、重量感もほぼ同じでサイズの割に軽く感じ取り回しは良い。
ただ、Z自体は、未だ小型機しか出ていないのもあって このクラスのレンズを付けると本体が小さすぎてアンバランス感は否めない。
早急に縦グリップのついたクラスが出て欲しい。
(ここまでの写真はPixel4aでの撮影であるので諸々勘弁してほしい)
さて、twitterに結果を載せたように、手振れ補正の効きも試してみたところ
200mm 1/6sでもぶれずに撮ることは可能でNikkor最高の手振れ補正を謡うだけはあるが 成功率などを考えると、わざわざそんな撮影はしなくていいだろう。
とはいえ、1/30s~1/20sくらいなら何も考えずに使ってもほぼブレないので 少なくとも動き物以外では安心して使える。
AF精度・速度は、ともに十分ではあるが 最近ハマっているD6に120-300の組み合わせを知っているだけにそこまでともいかず とはいえこれはレンズよりカメラ側の差が大きいだろう。
いつも通り家の庭や周りで実写テスト
今時のレンズなので解像力はあえてテストするまでもないとは思うが一応
うん、まあ当然これくらいはね、というさすがの解像力、安心できる
120-300同様、SRレンズ使用なので色収差もグッと抑えられているはずだが 一昔前のレンズとの比較ならともかく、単品での撮影なら、もっとわかりやすくテストしないと実感はできないだろう。もちろん不満はない性能だと思う。
百日紅もそろそろ終わり
ボケはどうだろうか、背景によってはややうるさく感じるかもしれないが ニコンレンズではありがちな感じで、望遠ズームで寄ればこんな感じ、という印象
解像力の高さの方を重視する人間にとっては十分目をつむれる
(ボケ重視で撮るなら105mm f1.4、200mmf2を使うし)
せっかくのアルネオ&ナノクリコートなので逆光耐性も試したかったが、微妙に曇天
しかし逆光での輪郭描写は良い感じ、屋外イベントでも安心して使えそう
解像力が高い、というと、キリっとしすぎなイメージもあるが どちらかといえば繊細な描写に思える、印象は非常に悪くない
70-200mm f2.8Eも予約購入した身だし、あるいはZ 24-70も使っていて思うんだが このクラスの(いわゆる大三元)ズームは、いわば全教科80点越えの優等生だと思う。
勉強はからっきしだけど絵がとにかくうまい、とか 運動会で輝くタイプ、だとか、文系は全滅だけど理数系は学年トップ、みたいな 個性的なレンズも世の中にはある。
(ニコンだと58mm f1.4Gはまさにその1つだと思う)
しかし、とりあえずこれ一本あればどうにかなる、いろんな場面に対応できる そういう意味での道具としての信頼感でいえば、大三元は持っておくに越したことは無い。
私自身、E型の70-200は発売・購入からもうそろそろ4年間経つわけだが その間にこのレンズだけで50万枚は撮ったと思う。 欲を言えば、サンニッパが使いたい場面、200mm f2の方が、と思う場面があっても とりあえず今この場では70-200つけっぱなしでどうにかなる、という安心感がある。
Zになって、まだまだカメラの方が発展途上感はあるのだが とりあえずレンズは今できる最高の優等生を出しておきます、という印象が良いし 個人的にはとりあえず買っておけば、今日の現場には持って行こう、と思えることも多いだろう。
ひょっとしたら、Zの本格機が出た時には いよいよこういう場面でもミラーレスがメインになってきたか! と思えるシーンがあるかもしれないし、その時が楽しみである。
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